山になんで行くの?なんで登山するの?と
行く数百回の質問を受けた気がします。
でもその質問があるうちはまだ生きているということで、良かったと感じる私ですが・・・。
最近では御嶽山の噴火に伴い、山は怖いものとしての代名詞に変わってきたりもしました。
さて、そんな登山に行ってしまう私は奇人なのかもしれません。
でも、火山なんてそうそうありませんので、誤解のないように。
といっても多分信じてはくれないのよね。まあそういう人はなんだかんだ言って山には近づきませんよ。
昔の私がそうだったようにね。
今回の山は東京圏内からのアクセスの中では比較的楽な場所
今回のアクセスはずっと行きたかったのだが、なかなかパーティーの体力面に不安がありこのコースを選択ができなかったのですが、男2人といこともあって、ヤビツ峠から表尾根をひたすら歩き塔ノ岳まで行くコースを選択
予定では約8時間近い登山になる予定。
ペースはかなりハイペースで進んだけの下山まで7時間を切る勢いでしたね。
途中までは・・・
この登山は本当のところ、ある意味では不安の残る登山でした。
なにせ、雨である。 そして気温が麓で13度とまぁ、低い。
そして登るパートナーは登山をはじめてまだ2回目のルーキー(でも体力は心配ないぐらいある)
装備面での不安があった。
当日の朝の天候をみて決めようと判断。
当日の朝曇り、霧雨のような雨・・・・。
競技の結果私が装備の一部を貸し出すということで、麓まで行くことに決定
靴はしっかりとしたトレッキングシューズを持っていたので、登ること自体に支障はなかったので、安全マージンを残しつつチャレンジすることにした。
バスで1時間ほど揺られる。駅からヤビツ峠バス停までなんと貸し切り状態で優越感に浸っておりました。
バス停を降りたあたりで、急に雨が強くなる。
でもここまで来たら行かないわけには行かないと、コース変更も考慮しながらまずは三ノ塔までいくことに
表尾根から、二ノ塔 三ノ塔、まではずっと雨
救いといえば、土砂降りではなく、霧雨のようで木々がほとんどガードしてくれた感じ
三ノ塔についた時には雨が上がり、ガスのかかった風景だが、かなりきれいな眺望を望めた。
もちろんこんな天気で登山に来る人なんていない。塔ノ岳の山頂まで誰一人にも会うことなく登ることができた。
表尾根は本当にきれいな風景を私達に提示してくれた。
ガスと風の流れと木漏れ日により、幻想的な風景を楽しむことができた。ここはまた足を運びたいと思う。
山頂からの眺めは言葉で表すには難しかった。
この山は何度が来ているが、雨の日の登山のお陰なのか、雲が非常に近く、動きも激しかった。
真っ白になったと思ったら、海まで望めるような眺望に早変わりしたりと、自分の位置も雲の一部になっていると感じずにはいられなかった。
さて、下山。
これからは大倉尾根という7キロひたすらに下り、標高差1200mと一気に下る。
下るついでになんと途中で私のハラが、くだすという事件。
かなりペースダウンさせてゆっくりと下山
体調コントロールをしていたにも関わらず、辛い所。
他にはないもなく無事下山することができた。
登山所要時間は7時間45分
休憩合わせても標準時間で下山できたということは、かなりハイペースで動いていたということになる。
下山後は近くの温泉まで言って1時間ほど使って帰ってきました。
幸せって、こういう時間を経験できることなんだと思いましたよ。