今日は踊りの舞台を久々に見に来た。
コンテンポラリーというジャンルでた。
先日のピナバウシュのオーディションと繋がりは一切ないが、自分がダンサーであると、踊りがかけがえのないものと感じられた昨今。
コンテンポラリーをどんな風に見ることができるのだろうか。
そんなテーマのもとに今回自分が見ることにした。
私は直感的には好きな踊りの現代舞踊であるが、なぜか頭では理解ができないことがあった。
単純に私には難しすぎて、何がいいのかわからなかったのだ。
消去法的なものと直感でモダンダンスをチョイスしていた。
動きの質や構成などは非常に興味深く、やるのは好きだが、創ることに関しては疑問を脱ぐいきることができなかった。
今回の舞台は私にとって新鮮な感覚と、理解を与えてくれた。
各、コリオグラファーが、オムニバス形式で行う舞台。
6作品だ。
ここで好みが分かれた。
「シダ」
「イガミナルサッチ」
「FARM STREET 〜とおるがとおる〜」
「Dear Budapest」
「reprise」
「irradiate」
このような作品が出された。
コンテンポラリーの名のもとに特に法則があるわけではなく、自由に行われる。
コンテンポラリーというと、動きの世界を見せるという概念があるような気がした。
私も、そう思う。日常でない。何かを舞台空間で演出をしていく。
近年はダンサーのテクニックがすこぶる向上したのでその ”技” で見せる傾向もあるのだが、そうなると、作品ではなく、”技”見てしまうので、難しいところだ。
では私の一つの答えを感じらた。
私はコメディーが好きなんだと
インプロもそうだが、難し表情で感じるものより、笑顔でみて楽しむことができるものが、最も自分が望んでいるものなのだろうと思った。
つまりは頭をつかうのではなく、直感的に面白いものに引かれるということだ。
これは自分の中では革命的な発見だった。
今まで、どんなジャンルが好きなのかよく理解ができていなかったし、
そして、自分が求めているものもわからなかったからだ。
他のひとから言わせると、低俗な踊りと言われてしまうかもしれない。
だが、これはあくまで、個人的な好みの話で、私がただそうなだけだ。
テクニックも嫌いじゃない。ただ、自分ではできない。
そこが踊りの構成の一部として、自然に流れ、テクニックとして見えていなければ、なお良い。
友人がでていた。能見先生の「irradiate」私の100%好みが合致する作品ではないが、細かいディティールや流れが見える作品だった。
速度でごまかすのでなく、動きを追求してくれた。さらに、シンプルな照明でより動きが際立っていた。(勝負は体好み)
2年前も同じものを見たが、その時はそこまで感じることができなかった。
このながれ、を演出できること、かんじられること。この2次的要素はアートには必要な要素だ
自由で良いのだ。綺麗に見せながらもダンサーが楽しんでいる姿、姿勢。表情。
この一瞬の出来事こそが、私がこのジャンルに惚れている理由なのかもしれい。
10年踊ってやっときづけたことだ。
自由でいいのだ。
- 公演日時
- 1月23日(金) ○19:00開演(18:30開場)
1月24日(土) ○13:00開演(12:30開場)
○17:00開演(16:30開場) - 出演
- 内田香、折田克子、菊地尚子、能美健志、中村隆彦、金子礼二郎、松崎えり、二見一幸、柴田恵美、三浦ゆかり&佐藤昌枝
- 料金
- 前売り・当日:3000円(税込・全席自由)
未就学児の入場はご遠慮願います。 - チケット発売日
- 当日券あり。
各開演時間の1時間前より、
ホール受付にて販売いたします - お問い合わせ
- ・トーフ工房 E-mail:tofukobo@gmail.com
・IMAホール tel: 03-3976-2000 (平日月~金 9:30~17:00 電話のみ)