天満月のネコ GRIPPERプロデュース 作品をみて

前回のブログでも書いたが、最近自分がガチのストレート・プレイを見ることが少なくなってきた。

自分のジャンルが、インプロと、ダンス、ミュージカルというなんとなく、固定されてきたからこそなのかもしれない(特にインプロ)

今回の作品も見に行くのはやっぱり友人の影響が大きい。
特に出演していた元になる友人の小林 沙和子 彼女はインプロヴァイザーである。

インプロを演る人の演技って面白いんですよ。その場でやることを自然とやるから、なんというか、自然に見えるというか。無理がない。だから楽しみでした。

料金も4500円と強気の値段設定。さてさてどれくらいのクオリティーをみせてくれるのかとちょっと意気込んでいきました。

今回も主観が入る感想です。

まず、作品の内容として、しっかりと作りこんであって面白かった。舞台は猫の目線に役を下ろし、それを役者たちが猫を演じるというもの。
役者のレベルが高く粒だっていたおかげで、見るのが楽しかった。個性が素敵だった。こう見ていると、無難にこなす人よりも個性、アクが強い人のほうが、見ていて面白いという結論。
なんとなくだが、キャラメルボックスのようなスパスパリズム展開を感じることもあったが、人に飽きさせないという点では、素晴らしいと思う。
当たり前の日常、人が全く目を向けない野良猫や飼猫、そして、店で売られる猫。もし、こんな猫がいたら、こんな動物がいたら、こんなことを感じていたのかもなって、思える日常的な話。
でも当たり前こそが、ドラマでありそこには関係性が生まれてくる。

沙和子はいいキャクターだった。泣き場もボケもしっかりとあって、いやらしさもなかった。(身内ひいき)あの場にふさわしい立ちをしていたと思う。

今回の舞台はかなり長いことやっていてなんと2週間近くのロングラン、ダブルキャストでやるからかもしれないけど、プロデューサーも興行を考えてらっしゃるwww
別のキャストがどんな演技をしていくのか、興味ありますね。

ただ、一つ言えること、これは演出にとって酷なことかもしれないけど、最後のシーンはなくてよかったと感じています。
最後のシーンはストーリーに対してアフタートーク的なものでした。
私達は見ていて最も感情が高まり、形容詞をもらえたあの場で終わっても素敵な温かいものを貰って家路に変えることができたのではないでしょうか。
(作品の内容には触れてないので、なんともアンニュイ感半端ないですけど、関係者
興味あれば、連絡ください。伝えます)

天満月のネコ (あまみづきのねこ) 9月6日までやっています。
我が愛しの友 沙和子もでますので、見てやってくださいませ!!

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