最近 住宅事情が大きく変化しているのは、私が恋人のいない一人暮らしが原因ではない。(募集中!)
そして核家族化が進んだせいもすこしはあるが、それが大きな原因でもない。
その場に住むことが大きく変化しているのは事実だ
『住む』
という考え方が少しづつへんかしているということ。
東京はわかりやすいかもしれない。ほとんどが、マンション化が進み、狭い住環境の中ですごすことが現状なのである。
しかし現代はそれでもいいのだ。設備面が整い。住み心地のよい環境ですごすことができるのだ。
しかし、それによって失われたものは、
マンションや現在の住環境が決して、自然を無視しているとは思っていないが、
スペースの問題や構造体の関係上、そこを削るしかないからだ。
だからこそ、古民家が生える時代になった。人は自然を求めるようにできているから、妙な懐かしさを感じる。
日本家屋は自然との調和した空間設計をされている。
庭、素材、水、火 など
今回おじゃました。ゆうどは井戸という意味があり、井戸が存在するということらしい。
勿論改装はされていたが、古きよき流れを持った家だった。
昭和初期に建てられたということ。(太平洋戦争に生き残ったのか?)
漆喰壁に変わり、古さを壊さない程度によく補修がされていた。 当時では考えられない吹き抜け構造に変えたり、することで、囲炉裏の設置されていたのではないかと思わせる空間 (いや囲炉裏があったのかもしれない。天井に穴があるので、)
装飾に使われてるのはなぜか、東南アジアの(インドネシアやフィリピン)などでよく見るものが置かれていたりと、でもそれが、この日本家屋や庭に悪い印象を与えるというより、むしろよりアクセントを引き上げていた。
単純に日本だけではない。古民家の良さと自然をマッチングさせた不思議な空間。単純な日本家屋というだけではない。
こういうお家のは水回りを見るとよりその面白さを感じるのだが、残念ながら、そこまでチェックをすることはできなかった。
しかし、トイレはもともと汲み取り式の構造だろう。そして、タイル張りの床これは定番、台所も囲炉裏があることを想像すると、カマドで薪をくべていたタイプのものだろうな。
映画のアラヤシキの住人たち を思い出した。たぶんそのイメージであっているかな。
さて、これだけ建物のことばかり書いていても、私が単純な古民家マニアで家を見に来たわではない(好きだけどね)
以前一緒にインプロの芝居に共演した 山内 理沙 が出演していたから見に行ったのである。
古民家の魅力もプラスしてね。
私が言えたような技量も何も持っていないが、また、個人がどう思うかだから、適当に見て書いてもらいたい。
作品の題名は「風波」ということだ。
かぜなみと読む。
さあ、さっぱり意味がわからない題名だが、作品を見ているときもこの題名を見た後作品を見ているわけではないので、(それは、私がぎりぎりに来場したというのもあるが)
気にしない。
作品はこの古民家の空間を借りた芝居だ。つまりはセットが、その古民家であるから、見ている人はこの、古民家で生活していた人をそこで営みをしてきた人を想像しながら見ることになる。
映像作品に近いものを感じた。近距離であるからこそだが、嫌らしい演するのではなく、ただその場にいること、存在することがそれだけで演じられているんじゃないかと思う。
そして、ここが問題点として出てくるところなんだけど、ナチュラルにやるときには、細かな心情変化が演技を大きく左右する。
台本という台詞の縛りの中、心情変化をどうやるのかが重要になる。付け焼き刃の不利ではなく、その人を本気で愛しているのか、とか。
本物の場所とリンクした内容の芝居は空間を楽しむという上でなかなか楽しいと思う。
……………詳細
安全品(近々改名の予定あり)公演
『風波』
脚本・演出 かしむらまこと
出演
唯島久実
草野智博
齋出隆宏
しもだえり
山内理沙(株式会社仕事)
かしむらまこと
タイムテーブル
9月25日(金)19:30
26日(土)14:30/19:30
27日(日)14:00/18:30
受付・開場は開演の20分前からです
チケット
前売2.000円/当日2.300円
件名を「チケット予約」とし、
本文に ①お名前(ふりがな)②日時③枚数④ご連絡先
以上を明記のうえ、anzenpin@live.jpまでお申込みください
折り返しのご連絡をもってご予約完了とします
会場
目白 古民家キ゛ャラリー ゆうど(目白駅徒歩6分)
東京都新宿区下落合3-20-21