ヒトリワタリVOL.33 をみて

忘れぬうちに文章にといつも思うんですが、結局、その時にメモしてたりアウトプットしておかないと、あらゆる言葉が耳から溢れて落ちる感じです。

ヒトリワタリVOl.33 沈黙

この沈黙は私にとってすごい意味があるものでした。

なぜなら、32は歌だからです。

私はダンサーと名乗っていますが、ミュージカルがスキでこの世界に足を突っ込んだようなものです。

歌、とダンスは切れない縁がありますが、言葉を発するしないという大まかなジャンルで言えば正対の位置にあるんですよ。

32の歌を見て自分の心をわかされました。本当に好きなこと、歌をうたうことでした。

そして、33は沈黙。

踊りとは言葉を除いた純粋なまでの身体表現。

踊りでは言葉を出さないわけではないが、人が得意とするのは、口から発するものだ。言葉があるから、人間はここまで進化をしてきたわけです。

言葉を使わない表現は、古来よりあり、むしろ原始的で直感的で脳みそにダイレクトに入ってくる感じです。

俳優をやっているにもかかわらず、言葉が苦手な私は踊りの方にシフトしていったわけです。(最近はインプロだけど)

さて、その33沈黙。

内容はダンスではないんです。即興でした。

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渡さん口パクっす。とかツッコミはなしです。沈黙ですから。一挙手一投足すべて見ていないと流れに乗り遅れてしまうような感じ。これはモダンダンスの舞台なんかはこれに該当します。

つまりはそれです。目を閉じたらその場にいられないのです。

いつもの言葉を使った芝居よりより、身体で全力で大きく細かく、思いが強く。言葉が伝わらいことへの彼の少しのいらつきやそれをすべてさらけ出すことのできる勇気

そしてなにより、お客さんへの愛を感じるそんなショーでした。

私はこの空気を目指したい。来てくれたお客さんが元気をもらって笑顔でみんな帰る。

私も自分のことでもなんでもないのに嬉しくて、嬉しくて、スタッフ作業を手伝う始末。

だって、帰りたくないんだよ。あの空間から。IMG_8120 

良い作品を見た時にあの雰囲気に使っていたいあの感覚。

私の目指すインプロはやっぱりここにあるんだな。

お客さんとの空気感これを学んで学んで、創りあげたい。IMG_8129 

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