ヨガでの指導。そして道具

日々、精進。
私はヨガに限らず、いろんなことに不器用で間違いを起す事が多い。
世間を知らないのだ。
情報としての世界はあるかも知れないが、人とのつながりをほとんどしてこなかったせいで、とてもむずかしい時間をすることが多い。

なんで人に話をしないといけないのか、なんで人とコミュニケーションしないといけないのか。
自分が即興の世界に身を置いて、これでやっていこうと思ったのはたぶん、自分の課題がそこにあったからなのだと思う。

さて、そんなコミュ障の私は、道具に対して愛を注いでいる。
なぜ?
自分でも疑問だ。
そう、コミュ障で、道具に愛を持っているというのはとても簡単な結果だったのだ。

そいつらは、言葉を話さないからだ。
道具は、決して言葉を返さない。
そこにあるだけ。
ものを申さない変わりに存在することで道具としての役目を果たす。

私は、恐怖しているということだったのだ。

そんな私が、エンタメ最前線の即興芝居に身を投じ、お客さんとのコミュニケーションをとるべき立場になっている。

人を恐怖し、怖れ、そして、一人になる勇気もない。

だからものを申さない道具を愛するという事だったのだ。

多分これは私以外にも多いのかも知れない。
人と付き合うということは、相手の知らない世界を目の当たりにして、そして、それをぶつけ合う。
ぶつかるということは痛みを伴うわけで、だれだって、痛いのは嫌だ。だからその痛みから逃れるために、
その場から離れ圧倒的説得力のある道具に逃げるのだろうか。

道具を使うのも結局は人だ。
道具そのものに善悪は決められるはずもない。
銃や戦争の道具は悪者か?
そうではない。それは、単なる道具である。これと同じことなのだろう。
結局は考える人がそれの良し悪しを決定つける。

ヨガではそんな道具を使うのだが、アイアンガーヨガではとても良く使うブリック
もともとはレンガ、レンガは重いし角が痛いしとかで木に変わった。

だが、日本でのヨガはウレタン素材の物がほとんど、木製のものを使うのはアイアンガーヨガだけかも知れない。
実はそれだけ、この道具(プロップ)は日常にあるものをどうやったら使えるのかと言う形で作られたのだ。(アイアンガー先生が)
道具を使うことで導かれるもの。
それは身体アプローチで正しい使い方を教えてくれる。
道具を使うことで、正しいものを見つけるために、

私の心もこういう道具と向き合うことで正しい道に導いてくれると嬉しいものだ。

道具が好きな私はこういう道具ともっと向き合ってみると良いのかも知れない。物好きのたくみより

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