クラーク高等学院 宇都宮 定期公演

クラーク高等学院 宇都宮 定期公演

宇都宮で定期公演を行っている。
通常の学校では1年に1回学校で行えれば良いものだが、本番を1年に一回しか経験できないというのはとてももったいないと感じていた。

私も舞踊研究所時代は1年に1回の発表の機会しかなく、
それも決して裕福な環境のもとではなかった。

本番は目の前にお客さんがいるからこそ、反応があるし、空間を通して反応があるから、お客さんが何を望んでいるのか、何を感じているのか。そんなことがわかる。

つまりその経験は自分の芸の部分で肥やしに変わってくれるものだとおもっています。

経験の浅い生徒たちになにを無謀なことをやらせているのか。

そんな声が聞こえるかもしれません。
確かに経験が浅い。
思った結果を得られないかもしれない。

でも結果を求めるものではあってはならないのです。
もちろん仕事をする上ではその結果が重要ですし、それが全ての事実として
残るものです。
でも学びの途中の生徒としてはどうでしょうか。
やはり、それではないのです。
答えのわかる未来ではなく、

答えを求める道を歩んでほしいと私は思っています。

答えがないから自分の可能性を信じて試行錯誤をして、
自分の考えを何度も何度も見直して、
常に自分に撮ってより良いものを、これが正解なのか、これがあっているのか。
そんな人生のほうが面白いのではないかって思っている。

もちろんこれはこたえではないけど、
心を扱うのが演劇という商売。
この中で、私はいろんなことが難しくて、世界から取り残されたような感覚があって
辛い時間を過ごしてきた。

それは自分が他から自分の望んでいないレッテルを貼られ、それは違うということを言いたかったけど
言葉にしても一度、レッテルを貼られてしまったものを剥がすのは、本当に難しい。
その辛さをしてるから。

ただしいものは存在しない。
それらしきものはあるけど、
だったら、すこじづつそれらしいものに近づける環境が必要ではないですか?

今の私のスタンスはそんなところ。

正解らしきものへ向けて努力するプロセスが最も重要な成長を与えてくれる。

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