ワインイベント。
踊り以上に私に縁がないものだと思っていた。
だってアルコールダメなんですよ。私。
口に含めて置いとくだけでも、酔いがまわるほどダメです。
でもそんな私がこのワインイベントをやろうとした理由。それは、この人にあります。
私の踊りの先輩であり、同じ舞踊研究所で切磋琢磨をし、更にはその研究所を辞めるタイミングも一緒。
私はその時もこの人がいない舞踊研究所に居ても面白くない!と本気で思っていたし、ある意味でそれが辞めるきっかけにもなったわけだし。
しかし尊敬する反面私は彼が余りに頭が良すぎるというところをなんだかむず痒く思っていたんですよ。
なんというか、正統派。安全マージンをしっかり残して、なんでもこなすお利口さん なんです。
この能力は、私には全くと言っていいほどなくて、当時は友人がほぼ皆無に近いほど付き合いがなかったものです。(舞踊研究所時代)
私は性格的に尻込みする事もあるけど、どちらかといえばバカです。
やって怪我してみないと痛いとか自分に満足できないタイプ。
つまりは、バカです。
でも勢いだけはあって、探究心があって、まずは味わって経験してみようの人。良くも悪くもね。
さて、本題に戻ります。
そんな岡田は踊りをやりながら、アルバイトしております。
しかも長い事レストランで、家庭の事情もあって、なかなか自由に仕事を休む事が出来ず働き詰めでした。
でもちょっと前に、
ソムリエ
という資格を取ろうということになったんです。
自分のライフワークをより豊かにするために、より踊りを踊るために
で覚悟を着て決めてワイン学校へ、そしたら、彼はお勉強が得意な彼はお利口さんです。
努力はしたでしょうがそれを外に見せることなく
なんと圧倒的な成績で主席卒業、ソムリエも1発合格ですよ。
そんな彼は踊り以上にワインというものが1つの大きな軸として生まれたようです。
学校で出会った仲間が、共に学び飲み明かした日々が彼の心を揺るがしたんでしょう。
踊りをメインではなく、ワインをメインにした
ソムリエダンサー の誕生です。
もともと、踊りも非常にクリエイトし演出することが得意な人でした。
本を月に何冊も読みあさるという彼のボキャブラリー、表現力豊かさそれを言葉に変える能力がここで生かされています。
そんな彼はお店でもお客さんに愛される存在のようです。
彼はお利口さんです。
間違いと感じる道はチョイスしません。
怪我をするような運転はしないのです。
多分このまま行けば順当に良いお店に付きお酒を振る舞う。素晴らしいソムリエになることだと思います。
でもそれは、無難なんです。
もう一度言います。
彼は
ソムリエダンサー
なんです。
オンリーワンの存在なんです。
これは世界に初めて出来た自分の肩書で、その人にしかないものです。これがオリジナリティーです。
そんなソムリエダンサー
こんなところに埋めておく必要はない。
バカの私に火がついたのです。
とりあえず、イベントやってもっと外に出して行こうと。私は思ったのです。
そして!開催!!
続く!!